2015/12/28

from Oscar Oiwa studio N.Y and GALLERY CAPTION 2015



video
 
 
movie by Oscar Oiwa
music composed and performed by Leo Oiwa
 
 
 
 
 
今年、GALLERY CAPTIONでの展覧会にお越しくださった方々、ありがとうございました。
 
1月 藤本由紀夫 one day exhibition "music box"
5月 collection/ selection: 06  (荒川朋子、伊藤正人、河田政樹、竹中美幸、丹羽康博、藤本由紀夫、他)
6月 木村彩子展 "地図をたよりに"
9月 篠原資明企画 "超少女まぶさび宇宙-竹中美幸: 寺田就子"
11月 藤本由紀夫 丹羽康博 "台本は書かれた"
 
 
 
2016年はfrontでの企画より、スタートいたします。
 
『KONDOの"出張"美術室-図書室編』
2016年1月28日(木)~4月3日(日)
木/ 金/ 土/ 日のみオープン (ただし2月14日、28日および、3月10日~13日はお休み)
13:00- 20:00 (日曜日は18:00まで)
 
 
2月からは、写真家 先間康博氏による写真についての勉強会『study meeting 』を再開いたします。
 第3回目は2月14日(日)「サン=ルゥからの眺め: 写真の始まり」です。
詳細はfront のブログでお知らせいたします。
 
 
3月には、東京・汐留で行われる『ART in PARK HOTEL TOKYO 2016』に出展いたします。
 
『ART in PARK HOTEL TOKYO 2016』
2016年3月12日(土)、13日(日) 【プレビュー: 3月11日(金)】
パークホテル東京/ 26F, 27F
主催: ART OSAKA実行委員会
 
GALLERY CAPTION room no.2730
大岩オスカール、寺田就子、木村彩子、他 各作家、新作を中心にご紹介いたします。
 
 
それでは、皆さま良いお年をお迎えください。
 
GALLERY CAPTION
平野隆昭
山口美智留
 
 
 

2015/12/15

藤本由紀夫 丹羽康博「台本は書かれた」-終了しました





展示風景- 藤本由紀夫 丹羽康博 「台本は書かれた」
(photo: 小寺克彦)




藤本由紀夫 丹羽康博「台本は書かれた」、終了いたしました。

GALLERY CAPTIONでの2015年の展覧会は、すべて終了いたしました。
frontでの「something is beyond vol.4 藤本由紀夫」は19日(土)まで開催しております。
是非お立ち寄りください。




2015/12/11

藤本由紀夫 丹羽康博「台本は書かれた」-明日最終日です





photo: 小寺克彦



『 藤本由紀夫 丹羽康博 「台本は書かれた」 』は、明日12月12日(土)最終日です。
皆さまのお越しをお待ちしております。


2015/12/08

SHIFT CUBE vol.33 丹羽康博展

 
 
 
 
SHIFT CUBE Vol.33 丹羽康博展
 
2015年12月8日(火)~27日(日)
9:00- 20:00  月曜日休館 入場無料  文化フォーラム春日井 交流アトリウム
 
 
 
丹羽康博の個展が「文化フォーラム春日井」(愛知)ではじまりました。
是非ご高覧ください。
 
 
  
丹羽康博は、1983年岐阜県生まれ。
2012年に愛知県立大学博士後期課程を単位取得退学後、愛知県を拠点に活動を続けている。
"自然と思えるものやことに反応して制作する" という作家は、この交流アトリウムに集い、行き交う人々の自然な振る舞いを受容する表現を試みる。
 
私は韻など気にしない。
隣あった二本の樹が同じであることは稀だ。
(フェルナンド・ペソア 「[新編] 不穏の書、断章」 澤田直訳/2013年、平凡社より)
 
 
-展覧会DMより抜粋-
 
 
 
 


2015年12月7日(月)
文化フォーラム春日井 交流アトリウム



memo: 7 November, 2015


 
2015年11月7日(土)、『藤本由紀夫 丹羽康博「台本は書かれた」』 初日。





アーティスト・トーク
 
 
 

 
 
 
 
3 深呼吸して息を吐く





 

memo: 6 November, 2015



2015年11月6日(金)、丹羽康博搬入4日目。



 
 
 
9 持ちものをほぐす


 

memo: 5 November, 2015



2015年11月5日(木)、丹羽康博搬入3日目



 
 
 
5 知っていることと、知っていないことについて考える


 

2015/12/02

memo: 4 November, 2015



2015年11月4日(水)、藤本由紀夫・丹羽康博搬入2日目



 
 
 
 
 
テーブル
 
座る
 
 
 

 
 
 

2015/11/27

11月28日(土)の開廊時間について




明日11月28日(土)は、セカンド・スペース「front」にて開催中の
「something is beyond: vol.4 藤本由紀夫」のトーク・イベントのため、GALLERY CAPTIONの
開廊時間を11:00から15:00といたします。お間違えのないよう、ご注意ください。

尚、トーク・イベントは満席となっております。
会場の都合上、当日の受付はいたしませんので、ご了承ください。






memo: 3 November, 2015



2015年11月3日(火/祝)、藤本由紀夫・丹羽康博搬入1日目






それぞれが選んだ9つの台本

展示場所は、ふたり合わせて18の台本に番号をふり、
スマートフォンのアプリを使用してランダムに決めた。
 
 
 
 
台本は書かれた  (a script : yasuhiro niwa)
 

藤本由紀夫|Yukio Fujimoto

1     紙を破る
2     水面に触れる
3     古時計 
4     影に隠れる
5     知っていることと、知っていないことについて考える
6     白い布に包まれる
7     酸性のものを集める
8     財布の中の小銭を数える
9     何かを握る
 
 
丹羽康博|Yasuhiro Niwa

1 組みかえる
2 釘を打つ
3 深呼吸して息を吐く
4 肩こりをほぐす
5 知っていることと、知っていないことについて考える
6 8日の一週間
7 歯の数を数える
8 公共の場所で私的なことをする
9 持ちものをほぐす
 

何かを終える

 

 
 
 
 

2015/11/21

2015/11/20

memo: 27 October, 2015



2015年10月27日(火)、丹羽康博 搬入1日目


 
 

 
 
 

 
 
 

2015/11/06

藤本由紀夫 丹羽康博 「台本は書かれた」明日からです








藤本由紀夫 丹羽康博 「台本は書かれた」、明日11月7日より開催いたします。

初日のアーティスト・トークへのお問合せを多くいただいております。
予約不要、作家ふたりが本展の経緯や、展示について話をします。
お飲み物をお召し上がりいただきながらの、ゆるやかな場になる予定ですので、
お気軽にご参加ください。

尚、毎年12月に行っておりました藤本由紀夫のアーティスト・トークですが、
今年は11月28日にfrontで「お茶会」としてトークイベントを予定しているため、行いません。
楽しみにしていただいていた方には申し訳ございませんが、よろしくお願い申し上げます。


2015/10/29

藤本由紀夫 丹羽康博「台本は書かれた」





丹羽康博 制作ノートより






藤本由紀夫 丹羽康博 「台本は書かれた」

2015年11月7日(土)~12月12日(土)
12:00- 18:30
【ただし11月28日はfrontでのイベント開催のため、11:00から15:00まで】
日月・祝日 休廊

アーティスト・トーク:
11月7日(土) 18:00~
作家ふたりが、展覧会について語ります。予約不要ですので、お気軽にご参加ください。





ギャラリーキャプションでは、11月7日より12月12日まで『藤本由紀夫 丹羽康博 「台本は書かれた」 』を開催いたします。本展は、音を視覚的に表現したサウンド・オブジェや、見ること、聞くことを通じて音とは何かを問いつづける藤本由紀夫(ふじもとゆきお/1950年名古屋生まれ)と、「詩としての行為」として、集積された行為の痕跡を、詩的なふるまいへと高めながら、自然と自らとの関係性を確かめようとする丹羽康博(にわやすひろ/1983年岐阜県生まれ)のふたりが、それぞれの作品を持ち寄って行われる、普段からの制作の延長線上にある「2人展」とは異なるところを目指そうとするものです。

この企画は、ギャラリーから個展の打診を受けた藤本の「自分の個展ではなくだれかとふたりでなにかをしたい」という提案からはじまりました。

藤本は近年「phono/graph-音、文字、グラフィック」展(2011年大阪のdddギャラリーをきっかけに、以降、ドイツ、名古屋、京都、東京、神戸で展開)のように、美術作家やデザイナーを中心としたジャンルの異なるクリエイターたちとともに、ひとつの展覧会を作り上げることを行ってきました。お互いがまじりあい、刺激を受けることで、自分ひとりのアイデアでは思いつかないような展開が生まれることが面白いのだと藤本は言います。人の手や視点を借りながら、すでにあるものの枠組みをずらし、組み替える、藤本のコンセプトのひとつである「separation-conjunction」(分離と結合)を思わせる制作手法が、展覧会そのものに持ち込まれているとも言えるでしょう。

そんな、お互いの作品の枠組みを越えたところで、何が生まれるのかを試みたい、という藤本からの提案の「だれか」としてギャラリーは、3分間の呼吸をガラス瓶に閉じ込めた「Three minutes breathing」や、立木から落ちてくる葉を手で受けとめた「I caught falling-leaf.」のように、自身の行為とそれにともなう詩的なリズムをかたちに宿そうとする丹羽康博をあげました。
 
今年に入り、お互いの「いま興味のあること」から対話をかさね、展示への足がかりを探るなかで、丹羽から「身体性」「体をつかう」というキーワードが出されました。身体をつかっての表現には、動きがともない、リズムが生まれる。そこからイメージは「演劇」へと派生していき、丹羽が「台本」をしたためることになりました。
 
「台本」と「演じること」。これは一見するところ美術とはかけ離れた展開のようにも思われます。しかしながら藤本が発表の場を主に美術館やギャラリーにおきながら、美術家ではなく音楽家としてのスタンスを保ちつづけていること、一方で丹羽が行為の集積をかたちにしようと試みていることからすれば、自然な成り立ちであったのかもしれません。

音楽の世界では、ある作家が作曲した音楽、楽譜を、演奏者たちがさまざまな解釈のもと演奏することが、各々の表現とされています。そこには作曲者と演奏者の対話と共演があり、ひとつの楽譜のもとに無限の解釈が許容されています。そして興味深いことに、演奏することも演じることも英語では「play」と表現されます。演劇のための台本は、音楽で言うところの楽譜ととらえることができるでしょう。
 
そしてふたりは、丹羽が用意した461のセンテンスから成る「台本」から、各自9つを選び出すことにしました。打ち合わせられているのはここまで。それぞれの9つの台本をどう解釈するのかはもとより、相手が選んだ9つの台本の内容すら、お互いに知らされていません。ちなみに先述の「play」とは遊ぶことでもあります。丹羽が用意した台本をもとに、作家ふたりは展示の場において、演じ、演奏し、遊ぶ、あらゆるplayの可能性を模索し、示してくれることでしょう。

会期中には是非ご高覧賜りますよう、ご案内申し上げます。

2015/10/16

「超少女まぶさび宇宙-竹中美幸: 寺田就子」明日最終日です。





篠原資明企画 「超少女まぶさび宇宙-竹中美幸: 寺田就子」(展示風景)




篠原資明企画「超少女まぶさび宇宙-竹中美幸: 寺田就子」展、明日10月17日が最終日です。
作家ふたりも在廊いたしますので、是非お出かけください。


尚、セカンド・スペースのfrontでは、木藤純子のお茶会を開催いたします。
お席がご用意できる時間帯もございますので、frontまで直接お電話でお問合せ下さい。

front 058-263-7161




2015/10/09

memo: 9 October, 2015



 




「透明素材が生み出す独特の奥行き感を、ぼくは「重奏する奥行」と呼んだことがある。
向こう側に透けて見える部分と手前側に映る部分とが、重なりあいながら微妙に変化しつづけるさまを、音楽にたとえて、そう呼んだわけだけど、シューコ・ワールドにはそのエッセンスのようなものがあるんだな。そして、この重奏は、幾重にも広がっていくようだ。作品と周囲環境との重奏、聴覚と視覚との重奏、作品と自然との重奏などにね。
(中略)
シューコ・ワールドのひとつひとつの作品は、サイズ的には小さいかもしれないけれど、それが重奏させるものは、まさにきわめて大きいといえるだろうね。」

(「現代作家紹介」シューコ・ワールドをめぐるカッコ氏との対話: 篠原資明/美術フォーラム21 第28号 2013年発行)




遠近法といえば、まず透視遠近法のことが思い出されるが、
赤よりも青の方が奥まってみえるように、色によって遠近の差が表れる色の遠近法や、
油絵などでは、絵具の起伏、厚みによって遠近を表す方法もある。
そして、透明素材や反射反映素材の登場により、映り込みによる遠近感も生まれた。
それを"重奏する奥行"と呼んでいて、それは見る人の立ち位置、角度によって、少しのことで変化する。「まぶさび素材」は変化する。

(10月3日「鼎談: 超少女たちとまぶさび宇宙」/メモより、篠原氏の言葉。実際のお話の内容とは、異なる箇所があります。ご了承ください。)




2015/10/08

「鼎談: 超少女たちとまぶさび宇宙」





「鼎談: 超少女たちとまぶさび宇宙」
寺田就子(出品作家)、篠原資明(企画者/京都大学大学院教授)、竹中美幸(出品作家)
2015年10月3日16:00~ GALLERY CAPTION



たくさんの方々にお集まりいただきました。
ありがとうございました。


2015/10/06

中日新聞 夕刊 10月5日



10月5日(月)付の中日新聞にて「超少女まぶさび宇宙」が紹介されました。




中日新聞 夕刊 2015年10月5日(月)
*画像をクリックすると大きくなります。



2015/10/02

「鼎談:超少女たちとまぶさび宇宙」

 
 
 
 





明日10月3日(土)16:00から、企画者の篠原資明氏、出品作家の竹中美幸と寺田就子ら
3人による、トーク・イベントを開催いたします。

展覧会タイトルにもなっている「超少女」と「まぶさび」について篠原氏よりお話を伺うとともに、
作家からは出品作品や、今回の2人展についての思うところを語っていただく予定です。
会場の構成上、お席の数が限られますので、立ち見をお願いすることがあるかもしれませんが、
予約不要ですので、お気軽にご参加ください。



鼎談: 超少女たちとまぶさび宇宙-篠原資明 竹中美幸 寺田就子
2015年10月3日(土)  16:00~18:00(予定)  予約不要


2015/10/01

岐阜新聞 9月26日





岐阜新聞 2015年9月26日(土)/岐阜新聞 生活文化部 箕浦由美子
*画像をクリックすると大きくなります




現在開催中の「超少女まぶさび宇宙」に参加している竹中美幸が、9月26日(土)付の岐阜新聞にて紹介されました。




(映画用の35ミリ)フィルムは感光させると、闇の部分は透明に、黄色い部分は青色にと補色関係で発色する。光を当てる時間や距離によって表情は変わる。七色に揺らめくフィルムは、それ自体美しいが、層状に配置することで思ってもみない効果が表れた。

『(暗室の)闇の中でみた光を重ねれば重ねるほど、もやっと闇のようなものが出てくる。見えないもの、消えてしまいそうなものを空間として表現しようと思った』

(記事より抜粋/『 』内の言葉は竹中)







2015/09/25

「超少女まぶさび宇宙」篠原資明





展示風景
手前- 寺田就子「かすかな水音- ii」  壁面- 竹中美幸「闇の粒」




篠原資明企画「超少女まぶさび宇宙-竹中美幸:寺田就子」も2週目。
連休のはざまにもかかわらず、たくさんの方々にお越しいただいています。

今日は、企画者である篠原資明氏のご紹介です。
篠原氏は京都大学大学院教授であり、哲学者、詩人、美術評論家としても知られ、2014年からは高松市美術館アート・ディレクターをつとめています。


篠原資明(しのはら・もとあき) 
1950年、香川県に生まれる。京都大学文学部哲学科卒。
京都大学大学院文学研究科(美学美術史学専攻)修了。京都大学文学博士。
京都大学文学部助手、大阪芸術大学助教授、東京芸術大学専任講師などを経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。その間、京都市立芸術大学、名古屋大学、慶応大学、東北大学、東京大学などで、非常勤講師をつとめるとともに、ローマ大学客員研究員も兼任。
2005年4月~2015年3月 国立美術館外部評価委員。2010年10月~2013年10月 美学会会長。2011年10月より日本学術会議連携会員。2014年4月より高松市美術館アート・ディレクターも兼務する。
京都大学では、総合人間学部人間科学系に所属し、同じく大学院では、人間・環境学研究科の共生人間学専攻・思想文化論講座(創造行為論分野)に所属する。
専門は、哲学・美学。詩人(日本文芸家協会会員)、美術評論家(国際美術評論家連盟会員、2014年1月より日本美術評論家連盟常任委員)。
自らの活動を「まぶさび」の理念のもとに統括し、知・行・遊からなる「まぶさび庵」を主宰する。

まぶさび庵の扉
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mabusabi/

ブログ|マブサビアン  
http://mabusabi.blog.so-net.ne.jp/



「まぶさび」とは、「まぶしさ」と「さびしさ」を掛けあわせた、篠原氏による造語で、近代以降に見受けられるようになったガラスやプラスティックなどの透明素材、反射・反映素材が我々にあたえた「すきとおり」と「まばゆさ」に対する美的感覚を、「さび」のこころで受けとめようとするものです。

PEELER|篠原資明インタビュー
http://www.peeler.jp/people/shinohara/



今回の展覧会は、透明樹脂や映画用フィルムを用いた作品を手がける竹中美幸と、鏡やガラスなど、光の透過と反射を思わせる素材をあつかう寺田就子を、「まぶさび」の美学の見地から捉える特別企画です。同じような透明性をもった素材を扱いながらも、それぞれが「すきとおり」と「まばゆさ」に対して異なる意識を持っていることがうかがわれます。
10月3日(土)16:00からは、篠原氏をまじえたアーティスト・トークを予定しております。
是非ご参加ください。


◇鼎談: 超少女たちとまぶさび宇宙
10月3日(土) 16:00~ (予約不要)




2015/09/18

岐阜新聞 9月18日



9月18日(金)付の岐阜新聞で「超少女まぶさび宇宙」が紹介されました。




岐阜新聞 (2015年9月18日)






2015/09/11

篠原資明企画「超少女まぶさび宇宙-竹中美幸 : 寺田就子」

 
 

竹中美幸 「光/闇」(部分)
35ミリフィルム、アルミ板、他  20.0×130.0×h226.0(cm)     2015年
 
 
 
 
 
篠原資明企画
「超少女まぶさび宇宙-竹中美幸 : 寺田就子」
 
2015年9月12日(土)~10月17日(土)
12:00- 18:30 
 日月/祝日 休廊
 
 
鼎談: 「超少女たちとまぶさび宇宙」
本展企画者である篠原資明氏と、出品作家である竹中美幸と寺田就子が展覧会について語ります。
10月3日(土) 16:00~ (予約不要)
*終了後、ささやかなパーティーを予定しております。お気軽にご参加ください。
 
 
 
 
 
 

寺田就子 「スミレ色の影 - しずく」(部分)
アクリル板、鏡、蛍石、釘  φ10.0×h45.0(cm)     2015年





超少女まぶさび宇宙
篠原資明


 1980年代も後半になるだろうか、「超少女身辺宇宙」*1という一文をものしたことがあった。その折の「身辺」を、このたび「まぶさび」に変えたく思ったのには、理由がある。まぶさび素材、すなわち透明素材と反射素材とが、いよいよ身辺にあふれるようになってきている、そのことにあらためて注意を促したいからだ。

 ともあれ、「まぶさび」という造語について、まず説明が必要だろう。それは、「まぶしさ」と「さびしさ」を掛けあわせて造った言葉で、20世紀の末あたりから使いつづけてきたものだ。透明素材を活かした「すきとおり」の美学と、反射ないしは反映素材を活かした「まばゆさ」の美学とが、19世紀の中頃から展開され、洗練されてくる、そのことに着目したのである。もっとも、「すきとおり」の美学にせよ、「まばゆさ」の美学にせよ、「さび」の心で受けとめてこそ、「まぶさび」といえる。そのためには、やはり、はかないもの、うつろいいくものへの眼差しを忘れてはなるまい。

 今回の展覧会に参加する二人の女性アーティスト、竹中美幸と寺田就子は、そのような観点から注目してきた作家である。寺田の作品については、21世紀になるかならないかの頃から知っているが、はっきりと覚えているのは、京都府美術工芸新鋭選抜展(京都文化博物館、2004年)で、審査委員として寺田を優秀賞に推薦したときのことだ。透明素材の使い方が、とても洗練されていたのである。竹中の作品については、VOCA展(上野の森美術館、2012年)で、その透明樹脂の使い方に目を奪われことを思い出す。あまりに感動したものだから、拙ブログ、マブサビアン上で勝手に、まぶさび大賞受賞者としてノミネートしたほどだ。*2

 さきほど、透明素材と反射素材とが別ものであるかのように語ってしまったが、大切なのは、透明素材も反射したり反映したりするという事実である。たとえばショーウィンドーを覗いていると、そこに映る自分に気づくことがあるはずだ。その場合、透かし見る向こう側と、映り込むこちら側とがダブって見える。しかも、そのダブり具合は少し移動するだけで、あっという間に変わったり消えたりもしよう。透明素材ならではのこの独特の奥行を、重奏する奥行と呼ぶことにしている。

 寺田は、透明素材とスーパーボールやビー玉などを組み合わせることで、精妙かつ繊細な視覚世界へと誘い込む。幻惑という言葉を、思わず口にしたくなるほどの重奏する奥行の戯れが、そこにはある。

 既製品を使うことの多い寺田と違って、竹中は支持体への直接的な定着にこだわりを見せる。たとえば透明なアクリル板に透明樹脂を定着させるといった具合にだ。ただ、そういった操作も、アクリル板を間をおいて重ね合わすなら、どうなるだろうか。手前の樹脂が向こうのアクリル板に影を落とし、樹脂の形と影の形とが、さまざまに重奏し合うのである。

 変化しつつある重奏に居合わせることで、時のたつのも忘れ、目も心も奪われる。寺田にせよ、竹中にせよ、そのような愉悦に誘ってくれるのだ。

 ただ、まぶさび素材といっても、それはそれで歴史的変遷がある。新たに開発され、使われるようになるものもあれば、その一方で、作られなくなったり、かつてほど使われなくなったりするものもあるわけだ。子供の頃、あるいは若年時に製作され使用されていた素材も、ふと気づくと、いつの間にか見かけなくなっている。そのような経験は、よくあることだろう。

 そのような素材の一つに、35ミリ映画用フィルムがある。このフィルムは、そもそも日本国内では数年前から製造されなくなったという。このところ、竹中が試みているのは、ほかでもないこのフィルムに光をとらえ、それらを重層的に配置することである。大学生の頃から、映画用フィルム現像所で仕事をしていたという竹中にとって、それは、なつかしい素材だったのかもしれない。

 寺田がよく用いるスーパーボールやビー玉、分度器などの文房具は、子供の頃からなじんだものが多いという。竹中が語ってくれたところでは、近くのセロハン工場の思い出が、今日の仕事に通じているかもしれないとのこと。いずれにせよ、二人それぞれに、なつかしむことが、新しい作品へと進展しているように思われる。おさな心の展開にこそ、文化の醍醐味があると看破したのは、稲垣足穂だった。超少女とは、おさな心の展開の女性ヴァージョンといってよい。シューコ・ワールドとミユキ・ワールドとが、さらに重奏すると、どうなるか。この秋が待ち遠しいゆえんだ。
                                                    
(しのはら・もとあき/京都大学大学院教授)



*1 『美術手帖』1986年8月号、のちに拙著『トランスアート装置』思潮社、1991年、に収載

*2 ブログ「マブサビアン」2012年3月26日 http://mabusabi.blog.so-net.ne.jp/
  ちなみに、まぶさび大賞とは、マブサビアン上で不定期に設けている賞で、もちろん賞金もない。








ギャラリーキャプションでは9月12日より10月17日まで、篠原資明企画「超少女まぶさび宇宙-竹中美幸:寺田就子」を開催いたします。本展は、透明樹脂や、近年では映画用フィルムを用いた作品を手がける竹中美幸(たけなか・みゆき/1976年岐阜県生まれ)と、鏡やガラスなど、光の透過と反射を思わせる素材をあつかう寺田就子(てらだ・しゅうこ/1973年大阪府生まれ)を、京都大学大学院人間・環境学研究科教授であり、詩人、批評家として知られる篠原資明(しのはら・もとあき/1950年香川県生まれ)が提唱する「まぶさび」の美学の見地から捉えようとする特別企画です。
 
本展タイトルの「超少女まぶさび宇宙」は、篠原氏が雑誌「美術手帖」(1986年8月号)に寄稿した「超少女身辺宇宙」がベースになっています。「まぶさび」とは、「まぶしさ」と「さびしさ」を掛けあわせた、篠原氏による造語で、近代以降に見受けられるようになったガラスやプラスティックなどの透明素材、反射・反映素材が我々にあたえた「すきとおり」と「まばゆさ」に対する美的感覚を、「さび」のこころで受けとめようとするものです。

「超少女」は、1980年代半ば、松井智恵、吉澤美香らに代表されるような、それまで男性中心だった美術界において、枠組みにとらわれず、華やかで軽やかなインスタレーションを推し進めた「身辺性への偏愛に生きながら、偏狭さを抜け出た」女性アーティストたちを指す言葉として篠原氏が用い、注目を集めました。そして約30年を経た今回、現在の「超少女」として、少女といわれる年齢を過ぎても、きわめて少女的である存在を意味しながら、単なる少女趣味にとどまることなく、幼少期に親しんだものに「なつかしむ」ことを制作の礎のひとつとする、竹中美幸と寺田就子に着目します。”なつく、馴れ着く”を語源とする「なつかしむ」は、現在の自分自身によって呼び覚まされる感情です。稲垣足穂が「芸術とは幼心の完成である」と指摘したように、両作家それぞれのおさな心は、身近に慣れ親しんだ素材を用いながら「まぶさび」のこころで、宇宙的な広がりへと展開されることでしょう。 

10月3日には「鼎談:超少女たちとまぶさび宇宙」として、企画者と作家とのトークイベントを予定しております。会期中には是非ご高覧賜りますよう、ご案内申し上げます。




                                                                                                  

2015/07/31

「木村彩子展-地図をたよりに」明日までです





木村彩子 ドローイング
紙に色鉛筆、水性ペン  21.1×24.3(cm)     2015年




2015/07/16

木藤純子「月が水面にゆれるとき」




http://artscape.jp/report/curator/10112564_1634.html

アート・ウェブ・マガジン「art scape」 2015年7月15日号






現在、京都芸術大学ギャラリー@KCUAで開催中のグループ展「月が水面にゆれるとき」に参加している木藤純子の"インスタレーション"について、国立国際美術館学芸員の中井康之氏がレビューを寄せています。

http://artscape.jp/report/curator/10112564_1634.html

展覧会はひきつづき8月2日まで行われ、7月20日の海の日にはパフォーマンスも予定されています。詳しくはホームページをご覧ください。



木藤純子 『月が水面にゆれるとき』2015年6月27日(土)~8月2日(日)
11:00- 19:00  (最終入館は18:30)
月曜日休館  (ただし7/20は開館、翌日休館)
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
http://gallery.kcua.ac.jp/#ja





「寺田就子展-あいまのいろざし」(ギャラリー16/ 京都)のレビューも掲載されています。
合わせてご覧ください。

http://artscape.jp/report/review/10112942_1735.html




木藤純子はセカンドスペース「front」にて8月29日より、寺田就子はGALLERY CAPTIONで、竹中美幸との2人展を9月12日より予定しています。







2015/07/10

お知らせ


 
 

大槻あかね「・ ・ ・ ・ ・」
 (something is beyond: vol.2 大槻あかね/fron、 2015年)




『木村彩子展-地図をたよりに』、はじまって1週間。
新作油彩11点と、ドローイング40点をご紹介しています。

明日、セカンド・スペース「front」では、大槻あかね主催のお茶会
「空気カフェ その3-沈黙する雨」を開催いたします。
こちらはお席の都合上、事前の予約をお願いしております。
木村彩子展と合わせてお出かけを予定されていらっしゃる方は、ご注意ください。
当日のご予約も承ります。お声がけください。
詳細は front のブログをご覧ください。




『something is beyond: vol.2 大槻あかね』
お茶会:「空気カフェ その3 (沈黙する雨)」 7月11日(土) 、12日(日) 
 インスタレーションの一環として、独自の器やお茶の在り方を提供します。
 13:00, 14:00, 15:00, 16:00, 17:00, 18:00|予約優先

お席の数が限られております。
事前のご予約をお願いいたします。

◇お申込み先: お名前、ご希望の日時、人数、ご連絡先をお知らせください。
                         caption@mbe.nifty.com  front: 058-263-7161

◇お茶会はオーダー制です。この日限りの特別メニューをご用意いたします。




2015/07/04

「木村彩子展-地図をたよりに」はじまりました





「Garden (Ebisu) 01」
キャンバスに油彩 38.0×40.0 2015年


 
 
 
 

「Shibokuhoncho」
キャンバスに油彩 38.0×40.0 2015年




2015/06/29

memo: 20 April, 2015



大槻あかね 「空気カフェ(その2)」

大槻あかねが独自の器を創り、それを独自の料理と共にお出しする「空気カフェ」。
「インスタレーション/空気をつくること」のひとつの方法の試みとして、
去年に続き(その2)が催されました。
 
会期:201547()510()
会場:cafe restaurant Charan Paulin(チャラン・ポラン)
   横浜市中区海岸通1-1 海岸通壱番館 2

 



「おふとんセット」 (季節のおばんざい3種、おにぎり、漬け物)
 
 
 



「ほとケーキさま」 ほとケさまは前座。
 
 
 
 
 


メインアクトはいちごとなります。






大槻あかねはfrontにて8月1日まで展示中です。
http://front-caption.blogspot.jp/

 
空気カフェFacebook
https://www.facebook.com/kukicafe333

大槻あかねオフィシャルサイト
 

 

 

2015/06/27

「木村彩子展-地図をたよりに」





木村彩子 『garden(ebisu)02』
キャンバスに油彩  95.0×90.0(cm)  2015年





地図をたよりに

いくつかの候補の中から行き先を決める。
小旅行のときもあれば、長旅になることもある。
旅支度を整え、左手に地図を持ち、目的地へ向け歩み始める。
何もない世界に、第一歩を踏み出すのはとても緊張する。
だけど、私には地図がある。
地図をたよりに歩みを進める。
行く手には、いくつもの分かれ道が現れる。
どの道がより良い道か慎重に考える。
行く道を決めたら、なるべくリズミカルに歩くよう心がける。
道を選び間違えた予感がしたなら、潔くもとの場所まで引き返す。
地図ばかりみていてはいけない。
まわりの景色を眺めながら歩く余裕をもつ。
かといって、知ったかぶって先に進むと、結局は引き返すことになる。
地図との良い距離感を保つ事は難しい。
自分が今どこにいるかわからなくなったら、地図をみて確認。
日のあたる場所、あたらない場所。
険しい道こそ、宝物が埋まっているので避けて通ることはできない。
迷ったり、行ったり来たりしながら、歩んで来た道のりを振り返ると、
そこには葉が生い茂り、花が咲いている。
                   
木村彩子 2015年5月



 
 
 
 
『木村彩子展-地図をたよりに』 
 
会期: 201574日(土)~81日(土) 
開廊時間: 12:00-18:30 
休廊日: 日月曜日・祝日 

 

 
 
 



memo: 21 June, 2015








寺田就子『祖父と祖母と父と母と姉と妹といつものこと』
201558()75()
金曜日 13:00- 18:00     土日曜日 13:00- 19:00
*それ以外の日時も、事前のご予約でご覧いただけます。
あべのま(アートスペース+ギャラリー)
http://abenoma.com/

 
 
 
 
 
 
 

『マテリアライジング展 Ⅲ-情報と物質とそのあいだ』
クロージング・イベント: ゲスト 藤本由紀夫
(2015年6月21日/ギャラリーアクア、京都)
 
 
 

 



『マテリアライジング展 Ⅲ-情報と物質とそのあいだ』
 
クロージング・イベント: 6月21日(日)
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

2. サウンドイベント
出演:[ゲスト]藤本由紀夫、Cryogenic Rhythm Science (Shun Owada + Shohei mimori)
[出展者]谷口暁彦、城一裕
 
展覧会の最後を締めくくるサウンドイベントとして、マテリアライジング展III出展者(谷口暁彦氏、城一裕氏)に加え、ゲストとして藤本由紀夫がパフォーマンスを行いました。

memo: 13 June, 2015





寺田就子 「虹色を一粒」 (部分)
レコード盤、レンズ、曲面鏡、ボタン、アクリルボックス  2015年
(寺田就子展-あいまのいろざし/ギャラリー16、京都)



2015/06/12

「寺田就子展 "あいまのいろざし"」

 
 
 

寺田就子 アトリエ (2015年4月16日)
 
 
 
 
 
 
寺田就子 『寺田就子展 "あいまのいろざし"』
2015年6月9日(火)~6月20日(土)
12:00- 19:00 (ただし、日曜日および最終日は~18:00)
月曜日休廊
トークイベント: 「まぶさび問答 寺田就子の場合」6月13日14:00~
ギャラリー16
http://www.art16.net/
 
 
 
寺田就子 『祖父と祖母と父と母と姉と妹といつものこと』
2015年5月8日(金)~7月5日(日)
金曜日 13:00- 18:00     土日曜日 13:00- 19:00
*それ以外の日時も、事前のご予約でご覧いただけます。
あべのま(アートスペース+ギャラリー)
http://abenoma.com/
 
 
 
 

2015/05/21

memo: 21 May, 2015

 
 
『collection/ selection: 06』、残り3日間です。
セカンド・スペース「front」での『something is beyond: vol.1 伊藤正人』と合わせてお出かけください。 
 
 
 
 

河田政樹 「Untitled」
タイプCプリント  22.5×22.5(cm)    2007年/ 2013年
 
 
 
 
 
 

寺田就子 「波間のしぶき」
ガラス、プラスチック、地図、貝殻  φ10.0×h2.5(cm)   2010年
 
 
 
 
 


藤本由紀夫 「SUGAR Ⅲ」
mixed media  36.5×13.0×10.8(cm)  1999年
 
 
 
 
 


丹羽康博 「Untitled」
トレーシングペーパーに透明水彩、鉛筆、他   14.0×17.8(cm)     2015年
 
 
 
 
  

2015/05/20

memo: 20 May, 2015



『collection/ selection: 06』 5月23日(土)までです。




荒川朋子 「かわ」
キャンバスに油彩  27.3×22.0(cm)    2014年
 
 
 
 
 


伊藤正人 「Undercurrent (Royal Blue)」
ガラス瓶、滝水、インク  φ12.5×h12.7(cm)     2014年
 
 
 
 
 


竹中美幸 「時間の粒」
アクリル板、樹脂、水彩紙  21.0×21.0×h10.0(cm)  2005年






松原奈々 「I found something wonderful ...」
綿、砂、メディウム、アクリルケース  5.0×5.0×d2.0(cm)     2014年